東京笠利会の創立80周年を記念して、地元代表者らとの親睦会が開かれた(21日、奄美市笠利町)
創立80周年記念で来島
関東在住の奄美市笠利町出身者が集まる東京笠利会(築島秀宏会長)と地元住民、行政関係者らによる親睦会が21日夜、同市笠利町のリゾート施設「ばしゃ山村」であった。約70人が出席し、シマ唄や八月踊り、余興が会場を盛り上げる中、古里談義に花を咲かせた。
創立80周年を記念した同会の会員32人による里帰りツアーの一環。同日、多くの会員が奄美大島入りし、同市役所笠利総合支所の正本英紀事務所長らが空港で歓待。笠利町内を巡った後、創立70周年の記念ツアーから10年ぶりとなる同支所への表敬訪問を行った。
親睦会には、安田壮平奄美市長や朝山毅前市長、奥輝人市議会議長ほか同支所の職員、笠利町12集落の駐在員(区長)らが出席した。
安田市長は「奄美市も合併から20周年を迎えるが、市民全体、笠利町の一人一人を大事にした”しあわせの島“を目指している。引き続き、温かく見守り、時々帰っていただきながら、移住などを考えていただければ」とあいさつ。「多くの親戚や友人らと交流を深めて、心に残るご滞在となることを切に願う」と帰省を祝した。
築島会長(73)は「80周年の表敬訪問実現に向けて、安田市長はじめ、笠利総合支所の事務所長や職員の方に相談し協力を得て、今日という日を迎えた。なかなか帰ることができず、せめて10年に一度はと考えて滞在を計画しているが、今後も地元と交流を重ね親睦を深めたい」などと述べた。