あまみグリーフサポートの会が発足し第1回「つなぐの会」を開催する
話せる場、寄り添える場
第1回「つなぐの会」開催へ
大切な人を亡くすなど喪失に対する自然の反応とされる「グリーフ(悲嘆)」。残された家族などを対象に安心して話せる場、寄り添える場を作りたいと考え発足した、あまみグリーフサポートの会「つなぐ」主催の第1回「つなぐの会」が7月6日開催される。
同会は昨年11月に立ち上げられ、奄美市名瀬地区で訪問看護やケアに取り組む看護師、助産師で構成し、現在の会員は5人。初の開催は午前10時半~正午。場所は名瀬朝仁町にある健康発酵カフェ「らしくラス」。訪問看護ステーションほほえみ電話0997・54・3456(登島さん・宮田さん)が問い合わせ先。
登島さん、宮田さんによると、つなぐの会参加の呼び掛けは「大切な方とお別れしたあなたへ」から始まる。病気、事故、災害、自死、死産、流産など原因はさまざまだが、「大切な方にまた会いたい、いとおしい」という気持ち、睡眠や食事の乱れ・感情のまひや激しい起伏・生きることへの苦しさ・孤独感などの反応に向き合う。こうした反応は「異常なものではなく、喪失に対する自然な反応」として、「誰かに相談したり、同じような経験をした人と話をしたりすることが役に立つ」こともあることから、奄美でもこうした機会を作ることになった。
6家族を目安に参加者を募っている。QRコードから申し込みでき、29日が締め切りだが、定員に達した時点で締め切る。主催者は「少しの時間でもいいので立ち寄ってみませんか。思い出の品や大切にしていたもの、写真などお持ちください。たくさんお話を聞かせてください」と呼び掛けている。