金作原利用でルール変更承認

金作原利用でルール変更が承認された2025年度第1回奄美大島利用適正化連絡会議の会合(6月30日、奄美市名瀬)

「環境教育」で実質ガイドなしも
奄美大島利用適正化会議

 金作原国有林(奄美市名瀬)の利用ルールを官民で協議する2025年度第1回奄美大島利用適正化連絡会議(事務局・県自然保護課奄美世界自然遺産室)の会合が6月30日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。6月から変更された認定ガイド車両の駐車利用などを確認。7月1日から、認定ガイドの同行を要する現行ルールに加え、環境教育が目的の島民向け観察会は計画書の提出で、実質ガイド不在の利用を可能とする案が承認された。

 連絡会議は奄美大島の世界自然遺産登録地域(主に金作原)を保全し、観光資源の適正な活用を図ることを目的に16年度に設置。環境省や林野庁、県、市、自然保護団体、観光団体などで構成。会合は年3回。

 この日の会合は会員機関から約30人が出席。6月1日から、駐車場所が市道奄美中央線の三差路に変更。これまで駐車時間の目安は2時間以下だったが、旧駐車場所の金作原ゲート前までの移動を考慮し、3時間半以下となったことなどを確認した。

 前年度の第3回会合(2月)までに、奄美の自然を考える会(森山力藏会長)などが、公益財団法人日本自然保護協会が認定する自然観察指導員など、自然保護の普及活動に取り組む認定ガイド以外の資格者も同行役とする案を提出。これを踏まえて、試行ルールに、「事前に計画書を提出した活動」に限る、「環境教育を目的として島民向けの観察会を行う構成機関」の利用を追加した。

 事前に提出する「開催概要書」で安全管理責任者として、認定ガイドか上級救命講習修了者の申請が必要。年間計画や団体概要書などを提出し、利用後は活動内容をまとめた報告書が求められる。

 ほかには事務局が、24年度の取り組みについて、外来種の持ち込みを防ぐ種子取りマットの設置について報告。物品は調達済みで、7月中に設置予定とするも、場所は調整中とした。