鹿児島選挙区4人立候補

「頑張ろう三唱」で気勢を上げる陣営(3日、鹿児島市=一部加工しています)

鹿児島市で第一声 17日間の選挙戦スタート
3候補者奄美入りへ

 第27回参院選は3日公示、20日の投開票へ17日間の選挙戦がスタートした。鹿児島選挙区(改選定数1)には元職1人、新人3人の計4人が立候補、いずれも鹿児島市で第一声を上げた。食品を中心とした値上げ続きで暮らしの悪化を招いている物価高対策、少子化対策、コメ問題で表面化した農業政策などが争点。奄美など離島振興策を打ち出している候補者もおり、3候補が奄美入りを予定する。

 同選挙区に立候補したのは、無所属新人で立憲民主党が推薦する元議員秘書の尾辻朋実氏(44)、参政党新人で医師の牧野俊一氏(39)、自民党元職で公明党が推薦する園田修光氏(68)、政治団体「NHK党」新人で自営業の山本貴平氏(50)=届け出順=。

 立候補届け出の受け付けは午前8時半から鹿児島市の県庁6階大会議室であり、各陣営は抽選後に届け出を済ませ、いわゆる「選挙の七つ道具」を受け取ると、候補者や支持者らが待つ出陣式会場へ向かった。一方、自ら届け出手続きを行い、その後県庁周辺で第一声を行う候補者もいた。

 各候補者が掲げる公約で奄美向けに打ち出している政策をみると、尾辻氏が▽奄美の基幹産業であるサトウキビは、単なる農業ではなく、未来を守る「国防」。戸別補償制度を国会で議論し、徹底的に支援▽「新自由主義」の暴走を止め、地方で暮らす人々が安心して暮らせる社会保障制度の充実に全力―など。牧野氏が▽島嶼部に人が住み続けることは、国防上も極めて重要。空白地帯を生まないためにも、定期航路を守り、防波堤の整備や港湾の補強は急務▽住民の暮らしを支える減税を進め、地方の社会インフラや医療、教育、防災、農業、科学技術に投資―など。園田氏が▽交通・物流の強化「奄美発着の航空・航路の安全運航・料金軽減を実現」「離島間・島内交通の利便性向上」▽医療・福祉の充実「安心して暮らせる医療体制を確保」「高齢者・障がい者福祉の地域密着支援」―など。山本氏は地域を特定した政策ではなく、▽不法移民問題、外国人の受け入れ問題に強く取り組む▽防衛政策は国防の規模を増やすとともに抑止力を高めるため米軍と協調▽物価高対策で消費税減税に取り組む―など。

 奄美入りする候補者は尾辻氏(14日予定)、牧野氏(14~16日予定)、園田氏(9日予定)。山本氏の奄美入り予定はない。

 期日前投票は4日~19日まで、県内各市町村の期日前投票所(午前8時半~午後8時)で。投開票は20日だが、奄美12市町村の投票時間は午前7時~午後6時(瀬戸内町の一部は繰り上げ)。繰り上げ投票は、瀬戸内町の請島と与路島で19日にある。