東京志佐会が懇親会

前泊さんの歌声に合わせ踊りの輪が広がる会場

 

小学生の家族も参加し、いっそう盛り上がる懇親会

 

多くが参加し熱気があふれる八月踊り

 

 

シマ唄、八月踊りなどでにぎわう
喜界島出身者 児童から90代100人

 

 【東京】東京志佐会(花岡正美会長、外内真一会長代理)がこのほど、品川区立総合区民会館きゅりあんで「第33回総会・敬老会・懇親会」を開催した。来賓、会員合わせ約100人でにぎわった。小学生から90代までの喜界島出身者らが世代を超えて歓談に花を咲かせていた。

 同会は、喜界島の志戸桶小学校に通った人たちによるもの。志戸桶と佐手久集落の頭文字を取って命名された。

 花岡弘樹さんの司会で第一部の総会へ。開会宣言、郷土遥拝に続いて「志戸桶小学校」の新旧校歌が全員で斉唱された。花岡会長は 「この会ならではの八月踊りを楽しんでほしい。会を続けていくため、若い人には力を借りたい」とにこやかに話した。外内会長代理が会務報告、乾まゆみ会計長による会計報告、明石普美子会計監査代理からは監査報告がされた。

 来賓を代表して、東京喜界会の泉満成副幹事長が東京喜界会の活動状況などを伝えた。また、関西志佐会・橋口敬信会長が「シマ唄を聴きながら、一緒にひと時を楽しみましょう」とあいさつした。80歳以上の敬老者6人が紹介され、代表として91歳の乾サヨさんが「年を重ねることを楽しみにしている」と語った。

 感謝状贈呈に続き、新原紀子さんの司会で第二部・懇親会へ。向田信孝さんの祝い唄、徳田陽之助副幹事長の乾杯、茜会(小野津)の踊りで開幕。思百合江さんがフラメンコで躍動すれば、女性部有志が踊りを披露。前泊佑香さんもシマ唄を熱唱、タナカアツシさんも歌謡で盛り上げた。埼玉・入間市から息子の燎虎さん(中学1年)、龍斗さん(小学3年)と初参加した郡山りこさん(42)は5歳まで小野津に在住。ある年の1月に訪れたハワイビーチに「冬なのに暖かかった」思い出があるそうだ。「深い絆を感じます。来年も参加したいですね」と笑顔で満足そうだった。ほか、唄自慢や踊り自慢が次々と登場。八月踊りでは、会場には若者から年配者の熱気があふれた。大盛況となった会は、新田夢大さん(青年部)の万歳三唱と花岡会長の謝辞で閉会となった。