沖永良部でバスケットフェス

シュートまでの動きを子どもたちに見せる永吉佑也選手(5日、沖永良部高校)

プロ選手が指導
児童生徒や社会人らに 「上のレベル目指して」

 【沖永良部】「ERABU BASKETBALL FESTIBAL(エラブバスケットボールフェスティバル)」が5日、知名町の沖永良部高校体育館であり、島内の児童生徒や社会人らがプロ選手から指導を受けた。

 イベントは、バスケットボールで島を盛り上げようと、沖高教育振興事業の一環として知名、和泊両町バスケットボール連盟が主催。地元企業による協賛金などを活用した。5、6日の日程で実施した。

 今回、サンロッカーズ渋谷所属で鹿児島県出身の永吉佑也選手と元Wリーグ選手の岡田麻央さんがクリニックの講師を務めた。

 小中高学年を対象にしたクリニックには約30人が参加。シュート練習で永吉選手は、フォロースルーや指先の感覚などプロとして大切にしているポイントを説明。さらに、「ボールを受けるまでの準備や受けてからのステップも大事になる」とアドバイスした。

 クリニックに参加した知名小6年の先間日茉莉さん(11)は「シュートのコツを教えてもらったら、苦手だった遠い距離のシュートが届くようになった。次の大会で優勝できるようもっと練習したい」と話した。

 永吉選手は「子どもたちには難しいことを要求したが、一生懸命ついてきてくれた。練習を重ね、さらに上のレベルを目指してほしい」と語った。

 クリニックに合わせて、尾堂鍼灸整骨院の尾堂学院長による体のチェックや治療も行われ、尾堂院長は「ケガをしてからでは遅い。ケガをしないために日頃から自分の体の状態を確認しながらプレーしてほしい」と呼び掛けた。