静かな感動を呼んだバイオリンと島唄のコラボ=6日、徳之島町生涯学習センター
【徳之島】島の伝統文化を次世代へ継承しようと、徳之島町主催の第40回「島口・島唄・民舞の祭典」が7日、町生涯学習センターであった。「シマグチよ甦れ、島の心を見直そう」をテーマに、島唄や三味線、島口語り、創作ダンスなど多彩な7組が出演。会場には約150人が詰めかけ、伝統を基軸にした斬新コラボレーションやアレンジなど新旧織り交ぜた発表を楽しんだ。
開会あいさつには、町議会議長の行沢弘栄さん(尾母)が島口ギャグを交えて登壇。「むぃ(兄)が・むぃ(穴)に落ちて・むぃ(目)をやました」などと会場を和ませながら、「島の宝を大切に伝えていこう」と呼び掛けた。
プログラムは、島唄・三味線「夕凪会」による「ヨイスリ」で幕開け。続いて幸野善治さん(亀津)は、体育祭での失敗談を交えた島口語り「くんきりの思い出」で観客の笑いを誘った。
新たな注目を集めたのは、町公民館のバイオリン講座生徒らで結成された「徳之島ストリングス」による、島唄との異色の共演。徳之島の子守唄「ねんねぐぁせ」と「みち節」をバイオリンで演奏し、西洋の代表的伝統楽器と島唄文化の融合を見事に表現。「バイオリンの音色が島唄にこんなに合うとは」と、驚きと称賛の声があがった。
そのほか、創作ダンス「うりずんの風の手舞」、亀澤みほのさんの「島育ち」、島口落語の東三彦さん、「ほこらしゃ島の手舞」一行による締めのダンスなどが披露され、観客を魅了した。
「徳之島ストリングス」の福島次雄さん(68)=亀津=は〝六十の手習い〟で始めたバイオリンについて「意外と三味線の感覚で弾ける。島には〝バイオリニストの予備軍〟がたくさんいることに。皆さんも気軽に挑戦してほしい」と笑顔で語った。

