新・徳之島徳洲会病院

徳之島の〝ランドマーク〟のごとく君臨する新・徳之島徳洲会病院=10日、徳之島町亀徳

10月に移転オープン
展望レストラン備えた〝ランドマーク病院〟誕生へ

 【徳之島】医療法人徳洲会(東上震一理事長)が徳之島町亀津から同町亀徳への新築移転を進めてきた「新・徳之島徳洲会病院」が、今年10月にオープンする予定だ。離島医療の最前線を担う最新施設として整備される同院は、最上階には展望レストランも備え、地域の新たな〝ランドマーク〟として注目されている。
 
 移転先は、徳洲会創設者で元理事長の故・徳田虎雄氏の出身地、徳之島町亀徳の高台。徳田氏の「原点の地」である顕彰記念館近くの敷地(約3万3平方㍍)に2022年12月に着工していた。島民に長く親しまれてきた現病院(1986年開院)の歴史を継承しつつ、大きく進化を遂げる。

 新病院は鉄筋コンクリート造の地上6階建て。延べ床面積は約1万8千平方㍍。外来・救急・放射線部門を1階に、人工透析室や通所リハビリ室を2階に配置。3~5階には約250床の病棟が整備される予定だ。最上階の6階には、太平洋や亀津市街地を一望できる展望レストランを併設し、一般にも開放されるという。
 
 駐車場は約430台分を確保。災害時にも診療機能を維持する安全性の高い構造や、感染症対応の病室・設備も導入され、都会と同等レベルの医療提供を目指す。さらに、豊かな自然環境を生かした「ヘルシー・リゾート・アイランド構想」の一環として、「五感で海と山を感じられる〝おもてなしの医療空間〟」をコンセプトに掲げている。

 竣工式は9月23日に予定されており、10月の本格オープンに向けて準備が進む。新病院は徳之島の医療と観光の両面で、地域活性化の大きな役割を担うことが期待されている。