お薦めの商品をPRする前川水産の前川晃一さん(左)と弥生焼酎の川崎洋之さん
奄美の魅力的な加工食品をアピールするあまみ商工会と事業者ら
多くの人でにぎわった会場の様子(徳之島商工会ブース付近)

沖永良部島の生キクラゲなどをアピールする和泊町商工会と事業者ら
【東京】江東区で20、21の両日開催された「第18回・アグリフードEXPO東京2025」に奄美群島から、奄美大島商工会議所、あまみ商工会、徳之島町商工会、和泊町商工会が出展した。各商工会と参加業者は黒糖焼酎や加工食品などをPR。商談を重ねるとともに群島の魅力をアピールしていた。
同イベントは、全国各地の農林水産物・食品を取り扱う521事業者(先)と、国産農林水産物・食品の調達に意欲のあるバイヤーをつなぐ展示商談会。日本政策金融公庫(日本公庫)が主催し、東京ビッグサイト東4ホール(江東区有明3の11の1)で行われた。
今回は、前回より出店数が67先減少したものの、物価高のほか、食料安全保障の観点からも国産農林水産物・食品の重要性が高まっている中で開催。20日は「食品産業における国産原材料の利用促進と産地連携の取り組み」をテーマにセミナーが行われた。21日は、特設イベントステージで試食試飲イベントもあった。料理専門家と連携し、地域と品目の垣根を越えて出展商品の食べ飲み合わせをバイヤーへ提案などをした。また、2日間にわたって日本公庫と独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)が招へいしたインド、スペインなど国内外のバイヤーを交えての個別商談会も開催された。
食欲を誘う匂いと活気あふれる会場に鹿児島県からは、全国最多37先が出展。奄美大島から㈱前川水産、合資会社弥生焼酎醸造所、合同会社・奄美島おこしファーム、同・AMAMIバリュープロデュース、徳之島からは㈱奄美ブルー・スカイ農園、タートルベイ醸造㈱、高岡醸造㈱、直売所百菜、沖永良部島からは合同会社TSUMUGI、㈱南国きのこ苑が参加。それぞれ試飲や試食品を来場者らに笑顔でアピールしていた。
弥生焼酎醸造所の川崎洋之代表取締役は「知名度をさらに広げる大きなチャンス」、高岡醸造の高岡秀行専務取締役も「海外のバイヤーに好評価だった」と手応えを語った。直売所百菜では、ヨシヤマ農園の義山太志さんが「青い時が食べごろ」とスライスしたグリーンレモンを提供し、奄美ブルー・スカイ農園の阿部哲博さんは「肥沃(ひよく)な大地が育てた徳之島モリンガはいかが」と応対していた。AMAMIバリュープロデュースは、奄美市笠利町和野で約1700株のバニラビーンズを栽培し、国産化に挑戦している。林晋太郎代表は奄美産ザラメのバニラシュガーの活用例を示しながら、「この機会をきっかけに普及したい。販路拡大のチャンスになれば」と期待を膨らませていた。

