特産・白ゴマ収穫が最盛期

収穫の最盛期を迎えた喜界島では白ゴマの束を天日干しする風景が広がっている(8月26日、荒木集落)

生産量日本一の喜界島
天日干しの穂、通り彩る

 喜界島特産品の白ゴマの収穫が最盛期を迎えている。島の畑や沿道などでは刈り入れたばかりのゴマ穂を天日干しする風景が広がり、集落の通りや小道を鮮やかに彩っている。

 日本一の生産量を誇る喜界島の白ゴマ。集落の街道や石垣の塀に立てかけられたゴマ穂がずらりと並ぶ光景は〝セサミストリート〟とも呼ばれ、島の風物詩となっている。

 今年は自然災害の影響もほとんどなく、生産量は大幅に回復しているとみられる。15年ほど前から約3㌃の畑で栽培を手掛ける荒木集落の川島誠治さん(67)は「こんなに多いのは初めて。当たり年だ」と顔もほころぶ。

 喜界町農業振興課によると、町内の白ゴマの栽培面積は約150㌶で、栽培戸数は約250戸。島の白ゴマは強い香りが特徴で、黒糖菓子といった加工品の素材などとしても人気が高い。

 直近の生産量は、2022年56㌧、23年15㌧、24年8・6㌧。ここ2年間は台風がもたらす被害に悩まされてきたが、今期は30~40㌧を見込むなど、回復が期待されている。

 ただ、今年の夏場は降水量が少なく、畑では害虫が目立つなど、品質低下を懸念する声もある。同課担当者は「生産量は大きく上回ったが、未熟な種もみられる。(今後は)さらなる品質改善に取り組むなど、手当していきたい」と話した。

 白ゴマの収穫は例年、7月頃に始まり9月頃まで続くという。