瀬戸内町加計呂麻島の「いっちゃむん市場」は買い物利用者延べ30万人を達成。30万人目の定岡友之さん(写真中央)を祝福した=提供写真=
瀬戸内町加計呂麻島瀬相にある農林水産物直売所「いっちゃむん市場」は1日、買い物利用者延べ30万人を達成した。地域住民や観光客の利用のほか、地元生産者が季節の産物を持ち寄る場として親しまれており、今年11月には開設10周年の節目を迎える。
市場を管理する町農林課によると、30万人目となったのは同町古仁屋在住の定岡友之さん(44)。市場に地場産野菜などを出荷する生産者組合の川島博会長らがくす玉などで祝福し、市場から記念品(特産品詰め合わせ)などが贈呈された。同日正午過ぎに市場を訪れた定岡さんは、同島には観光とドライブで何度も足を運んでおり、「(30万人目は)正直うれしい。何も意識しておらず、まさか自分が…」と驚きながら喜んでいた。
今年7月にはフェリーが接岸する瀬相港に加計呂麻ターミナルがオープンしたばかり。ターミナルと市場は道路挟みと近く、「夏休み期間中の8月、今年は例年よりも多くの皆さんが市場を訪れたようだ」(町農林課)。販売品ではバニラのほか、パッションフルーツを原料としたソフトクリームも扱っているが、暑さもあり売れ行きは好調だったという。
店内には地場産野菜などの農産物や加工品が並び、地元住民にとって貴重な買い物施設となっている。同課は「これからも地域の皆さんに利用され、活性化に役立つ施設でありたい」としている。
2015年開設以降、翌年に利用者が2万人、17年に5万人、23年には20万人に到達した。開設10周年を記念したイベントについては、例年11月開催の加計呂麻島ハーフマラソンが今年度は来年2月を予定しており、これに合わせて計画している。

