保育園でスティーム教育体験会

参加者はロボットを組み立て、プログラミングに挑戦した(6日、奄美市名瀬の朝仁保育園)

 

 

 

論理的思考力を育む
4~5歳児がロボットプログラミング
奄美市

 

 

 

 科学・技術・工学・芸術・数学の分野を統合的に学ぶSTEAM(スティーム)教育の体験会(一般社団法人国際STEAM教育推進機構=東京都=主催)が6日、奄美市名瀬の朝仁保育園(加世田勇園長、園児109人)であった。同保育園に通う4~5歳児(年中・年長)17人と保護者が参加。子どもたちは、プログラミング教材を使ったロボット製作に挑戦し、試行錯誤しながら独創的なロボットを作り上げ論理的思考力を育んだ。

 スティーム教育は、科学分野と芸術分野を統合的に学ぶことによって、AI時代に求められる論理的思考力(プログラミング思考)・創造性・問題解決能力を学ぶ教育アプローチ。幼少期の教育に取り入れることによって、認知能力が飛躍的に高まるとされ、先進各国で実践されている。

 体験会は、年中・年長に分かれ行われた。まず、ブロック状のパーツを風車や自動車の形に組み立てる。次に、おもちゃを動かすためのコマンド(命令)用のカードを組み合わせていった。

 組み立てやコマンドの過程にミスが生じると考えたように動かないため、子どもたちは自問自答を繰り返しながら独創的なロボットを仕上げていった。

 自動車を完成させたさせた子どもたちは、用意されたサーキット場にエントリー。直進・転回・後進などのコマンドを指示し、誰が先にゴールできるかなど競い合い、会場はにぎやかな笑い声に包まれた。

 永田響翔(ひびと)ちゃん(4)はなかなか思い通りにいかないようで、「なんで、なんで」と何度も辛抱強く挑戦した。母親の愛理さん(32)は「疑問を解決していく過程で興味が深まっているようだった。自分で考える力を身につけるにはいい教育法かもしれない」と話した。

 加世田園長は「遊びの中に教育の要素が詰まっている。考えることで脳の発達につながる」と高く評価した。