「家打ち祓え」の儀式を行う座元ら(8日、与論町)
祭場に集まり五穀豊穣願う
【沖永良部】与論島で8日、隔年で行われる祭祀(さいし)「シニグ」の本祭があった。「サアクラ」と呼ばれる祭場に地縁や血縁のある人たちが集まり、五穀豊穣を願った。
シニグは、2年に1度の旧暦7月16日から4日間行われる。初日はサアクラの設営、本祭は2日目にあたる。
この日は、島内の10か所ほどで本祭が開かれた。同町城集落のクチビャーサアクラでは、シニグ旗を先頭に南東パンタ(丘)まで歩いて移動しながら、畑や土地を清める「家打ち祓(はら)え」の儀式や、豊作を祈願する弓矢の儀式を行った。パンタに到着後、一重一瓶を囲んで宴を開き、祝舞「かぎやで風」を奉納した。
クチビャーサアクラの座元を務める森展宏さん(66)は「シニグに合わせて家族や親戚が集まる。楽しいし、みんなの絆も強くなる。これからも続けていきたい」と話した。
シニグの最終日となる10日は、直会が行われる。

