日本とカナダのつながり確認

地元住民と交流した在バンクーバー総領事の髙橋良明さん(右から3人目)(15日、知名町ウジジ浜)

帆船トゥループ号遭難から135年
在バンクーバー日本国総領事の髙橋さん来島

【沖永良部】カナダの在バンクーバー日本国総領事の髙橋良明さん(60)が15日、135年前に難破座礁したカナダの帆船「リージ・C・トゥループ号」のモニュメントがある知名町芦清良のウジジ浜公園を訪れ、カナダと沖永良部島のつながりを確認した。

同船は、1890(明治23)年9月22日に長崎からアメリカへ向かう途中、台風に巻き込まれウジジ浜沖で座礁。船員22人のうち10人が行方不明、12人が地元住民によって救助されたが、船長と水夫はまもなく死亡した。生存した10人は地元住民の手厚い治療と介護で無事帰国の途に就いたとされる。

2000年9月には、同町や関係団体が協力し、「トゥループ号110年祭」をウジジ浜で開催。当時の駐日カナダ大使や遭難した乗組員の遺族らが参加し、犠牲者を追悼した。

髙橋さんの妻・孝代さん(58)は、和泊町の出身で25年前の記念祭に通訳ボランティアとして参加していた。

この日は、記念祭の開催に関わった知名町の林富義志さん(75)や和泊町の平幸弘さん(77)ら7人と交流し、記念祭開催の経緯や関連イベントの様子を聞いた。

髙橋さんは「トゥループ号の出来事は貴重な話であり、この公園は日本とカナダの友好の印でもある。もっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。