県議会最終本会議

改修工事により防波堤整備が進められている亀徳港。定期船の欠航や抜港防止へ早期完成が待たれている(資料写真)

防波堤整備進捗率 湾港69・44%、亀徳港57・69%
「円滑な事業推進を」
追加含め補正予算など可決

県議会9月定例会は2日、最終本会議があり、追加分を含む2025年度一般会計補正予算など議案16件と専決処分1件を可決、県教育委員会の委員・県土地利用審査会の委員任命を同意した。可決された契約の締結2件は湾港(喜界島)改修工事と亀徳港(徳之島)改修工事で、防波堤整備の進捗(しんちょく)率は延長ベースで湾港が69・44%、亀徳港は57・69%となっている。

契約内容(請負契約締結)は、湾港改修工事が防波堤(沖)延長15㍍(ケーソン製作1函(かん))で、金額は5億4010万円(契約先=丸福・畠山特定建設工事共同企業体)。亀徳港改修工事が防波堤(沖・南)延長16㍍(ケーソン製作1函)で、金額9億4443万6千円(契約先=村上・植村特定建設工事共同企業体)。

審議した総合政策建設委員会の委員長報告によると、進捗状況は湾港が全体計画540㍍のうち375㍍、亀徳港が520㍍のうち300㍍をそれぞれ整備済み(ケーソン設置済み)。契約金額の差はケーソンの大きさの違いによるもの。委員からは「(定期船の)欠航や抜港により島民生活や産業振興に支障が出ている。防波堤の必要性を痛感しており、円滑な事業推進をお願いしたい」との要望があった。防波堤完成時期の見通しについて港湾空港課は「今後の予算の付き具合であり完成時期は見通せないが、なるべく早い時期の完成に向け着実に整備を進めたい」としている。

可決された補正予算のうち第3号は52億500万円を計上、米国関税措置対策や災害復旧関連など、4号は50億7900万円を計上、大雨及び台風12号により被災した公共土木施設など災害復旧関連をそれぞれ盛り込んでいる。

人事関係で教育委員会委員に桶谷薫氏(67)、土地利用審査会委員に小関正信氏(50)、井村隆介氏(61)、本房美保氏(46)、長野浩子氏(64)、野村輝明氏(70)、厚ヶ瀬みす氏(73)、大吉修郎氏(59)の任命を同意した。

請願・陳情関係で採択されたのは、「私学助成の充実強化等に関する意見書提出」「障害者就業・生活支援センター事業における委託費の増額を求める」の2件。国に提出する意見書は私学助成の充実強化等、教育環境の整備充実を求めるの2件を可決。このうち教育環境の整備充実は▽少人数学級の早期拡充や教職員の負担軽減を図るため、各自治体が計画的・安定的に、加配教員の増員や少数職種の配置増など、教職員の定数改善ができるよう国全体として取り組む▽子どもたちの豊かな学びの保障のための「カリキュラム・オーバーロード」の早期改善に向け、学習指導要領の内容の精選―など挙げている。