白熱した熱戦を展開した綱引き(12日、瀬戸内町の清水公園総合体育館)
マット土俵上で相撲体験をする子どもたち
瀬戸内町は12日、同町の清水公園総合体育館でせとうちスポーツフェスティバルを初めて開催した。町内外から多数の親子連れらが来場。綱引きや相撲、バドミントンなど多彩な種目を体験し、爽やかな汗を流した。
せとうちスポーツフェスティバルはこれまで地区対抗戦だった町民体育大会を一新し、今年度から「スポーツをする・みる・サポートする」をキャッチフレーズに、興味や関心に応じて誰でも自由に参加できることを目的にした。当初は同体育館や同公園グラウンド、薩川中(加計呂麻島)グラウンドで16種目をと予定していたが、台風23号の接近のため、規模を縮小。清水公園総合体育館では屋外で開催予定だった綱引き・キックバイク・ラダーゲッター・野球ストラックアウトを含む計10種目を実施し、薩川中グラウンドでのグラウンドゴルフ競技は13日に延期した。
フェスは盛島正行教育長の「皆さん、楽しんでいきましょう」と開会宣言で開幕。午前9時半の開始と同時に各種目のブースには親子連れらが来場。マット土俵での使った相撲体験、トランポリンやキックバイク体験には多くの親子連れが列を作った。8チームが出場し、トーナメント戦で熱戦を展開した綱引きでは自衛隊と瀬戸内町役場職員合同チームの「ロープに夢中」が優勝した。
綱引きで優勝したロープに夢中の羽田翔太主将(24)は「地域行事には初参加だったが、温かく、楽しかった」と笑顔を見せ、「チーム一丸となって優勝できたのでよかった」と話した。
同町の鎌田愛人町長は「初の試みとしての開催。天候の都合で体育館での開催となったが幅広い年代の参加があり、盛り上がったと思う。来年以降も外での競技も含めて多くの町民が参加してフェスを楽しんでくれたら」と語った。
フェスは25日に池地小中学校(請島)でグラウンドゴルフなどの競技が開催を予定している。

