東京笠利会が総会・懇親会

レスリングに命懸けで取り組んだ半生を語る栄和人さん

平田輝さんの熱い歌声で盛り上がった会場

恒例の東京山ゆり会による「八月踊り」には参加者が続々と

栄和人さんの講演会も

 【東京】東京笠利会(築島秀宏会長、國分友彦幹事長)はこのほど、第80回総会・懇親会を千代田区の主婦会館で開いた。来賓、会員合わせ約190人で大盛況となった。参加者たちは笑顔で島口を交わし、交流を堪能。栄和人さんの講演会も行われた。

 國分幹事長の司会で全員での郷土遥拝、高らかに笠利町歌斉唱に続いて、築島会長が壇上へ。「見て聞いて楽しんでいただければうれしい。おかげで80年の節目を迎えられた」と表敬訪問写真集が収められた「創立80周年記念」のパンフレットを示しながら、あいさつした。会務報告、監査報告などが終了。会長、幹事長は引き続き任務に当たる。来賓として奄美市笠利総合支所の正本英紀所長が登壇し、安田壮平市長のあいさつを代読した。近畿笠利会・白内政忠会長は「奄美ファンを増やす企画に取り組んでいる」と語り、中部笠利会・下園早苗会長も「東京笠利会を手本に頑張りたい」とあいさつした。ほか、東京奄美会・宮地正治会長が11月9日の「東京奄美会芸能祭」を案内し、祝辞を寄せた。

 元全日本女子レスリングヘッドコーチで、7月にモンゴル代表総監督に就任した栄さん(65)=笠利町出身=が講演。命懸けで取り組んできたという自らのレスリング人生や、指導者として世界大会で100個以上メダルを獲得した実績を振り返った。「私は65歳にしてモンゴルの総監督になった。先輩方も何か新しいことを見つけて、頑張ってほしい」と参加者へのエールで締めくくり、大きな拍手を浴びていた。

 千賀ノ浦親方(里山浩作さん)も駆け付けた懇親会は、榊あけみさん、平島圭太さんの司会で祝い唄、手島義人顧問の乾杯の音頭で歓談に。興が乗ったところで、小幡美紀さん、池田麗奈さんによるユニット「きゅらなーちゃ」が登場。シマ唄を熱唱すれば、平田輝さんがロックで会場を盛り上げた。藤田晶さん、笠利愛那さんもシマ唄を、大山久美子さんと有志はフラを披露し、榊さんは歌謡ショーでステージを飾った。

 恒例の東京山ゆり会による「八月踊り」には、次々と出席者が輪に加わって大盛況に。その後、大瀬隆三顧問の万歳三唱で閉幕した。