プロサーフィン大会開幕

徳之島で開幕したプロサーフィン大会「PRO QS2000」(初日男子予選)=17日午前、徳之島町花徳浜

徳之島町・花徳浜
世界遺産の島の海でアジアトップ選手ら競う

【徳之島】徳之島町の花徳浜(けどくばま)で17日、世界プロサーフィン連盟(WSL)による大会「TOKUNOSHIMATOWN PRO QS2000」(徳之島町・同実行委員会主催)が開幕。世界自然遺産の島でWSLのQS(クオリファイング・シリーズ)大会が開かれるのは初めて。アジア各国のプロ・アマ合わせて男女約45人がエントリーしており、準決勝・決勝は最終日19日に予定している。

徳之島町では、2023年10月に同花徳浜で初開催された20歳以下のアジア予選最終戦「TOKUKIDS CHALLENGE」に続くWSL運営の大会となる。美しい砂浜が南北1㌔ほど続くサーフスポット花徳浜を舞台に、同町はふるさと納税基金を活用して大会を誘致した。

WSLによると、今回の「PRO QS2000」は日本で開催される今季最終のQS大会。アジア各国のトップ選手や日本勢にとっては、海外遠征を控えたシーズン終盤に貴重なランキングポイントを得るチャンスに。雄大な山々とサンゴ礁、希少な自然が織りなす舞台で、アジアのトップサーファーたちの熱戦が始まった。

関係者によると、男子では、WSLアジアランキング首位の小林桂(日本)が登場。宮崎、御前崎での連勝を経て絶好調の小林は、チャレンジャーシリーズ復帰を目指し、さらなるポイント獲得に挑む。ほか大音凛太、渡邉壱孔、金沢呂偉、須田喬士郎ら強豪選手も参戦し、熾(し)烈な戦いが予想される。

女子は、宮崎PRO QS2000で優勝した川瀬心那(日本)が注目選手の1人となっている。

地元奄美・徳之島勢からも13歳から55歳までの10人(男子7人、女子3人)が出場しており健闘が期待される。

競技は、早ければ午前7時半頃にスタートし午前中が中心。初日17日午前の海上コンディションは「波の高さ約2㍍程度と良好」と発表された。

ライブ配信も行っている。