ジンバブエの楽器や、篠笛なども交えながら、3人のシマ唄への思いの詰まったライブに観客らも楽しんだ
歌詞の思い伝える工夫も
【東京】末岡三穂子さん、伊賀美佐子さん、ムスヤ葉子さんの3人で結成された「奄リリス」が5日、東京西荻窪の喫茶店TOPOS(北村尚子代表)で2回目となるシマ唄のライブを開催した。会場には知人らが駆けつけ、奄美の歌を楽しんだ。
3人は奄美シマウタ研究会(中島由美代表)の昨年の活動の一つ、徳之島の井之川夏目踊りの参加をきっかけに仲良くなり、「3人でなにか始めたい」と、シマ唄のライブを企画した。第1回の7月のライブも好評で2回目の開催となった。
それぞれが、これまでに積み重ねてきたシマ唄との時間を表現するかのように、末岡さんは芦検の唄を、ムスヤさんと伊賀さんはカサン唄や喜界島で習ったという羽衣伝説の唄「アムリガー(天降り子)」などを披露した。島言葉では伝わりにくい歌詞の思いを伝えようと唄の間に、聴き慣れた七夕の曲に乗せ、標準語の解説を入れた。来場者からは唄の意味が分かり入りやすいと好評だった。
奄美シマウタ研究会の前代表の酒井正子さんも聴きに訪れ「シマ唄に自分たちのアイディアを取り入れて、自分たちの唄にしている。こうして歌い継がれていくのではないかとうれしく思った」と話した。また、今回初めてシマ唄を聴いたという末岡さんの同級生の米原和美さん(68)は「奄美を少し感じることができた。奄美に行ってみたい」と目を輝かせた。

