特別ライブでシマ唄を熱唱する成瀬茉倫さん
成瀬さんの唄に広場には踊りの輪が広がった
イベントを支えたスタッフたち。前列が永田陽祐さん、(2列目右から)豊山貴士さん、西平せれなさん、成田明子さん、内田翔大さん
【東京】「島の作り手がつむぐ、奄美を感じる七日間」と称したイベントが9月25日から10月1日まで、神奈川県横浜市の日吉東急アベニューで開催された。奄美大島からはたくさんの商品が届けられ、多くの人でにぎわった。
「奄美大島ご縁まるしぇ」と銘打たれた催しは、これで3回目。2023年にたまプラーザ駅の東急百貨店で実施し、実績が評価されたことで昨年から日吉駅改札目の前に広がる日吉東急アベニューで行われている。
黒糖焼酎、クラフトビール、大島紬、島写真Tシャツ、島雑貨、島のフルーツを使用したスイーツや郷土料理のレトルトなど工芸品から食品まで出店。バラエティー豊かな種類の商品が用意され、駅利用の学生や家族連れ、年輩者まで幅広い層が興味を示していた。
主催したのは奄美市名瀬にあるen―Hostel&Cafebar代表取締役の永田陽祐さん。商社での海外勤務で培ったノウハウを生かし、海外のマルシェのように人々が楽しく集える場所を提供したいとの思いでゆかりの店に声掛けした。写真展示、映像などで演出し、奄美を好きになってくれることを目指して「ご縁まるしぇ」と命名して魅力的な空間が出来上がった。シマ唄でも奄美の魅力を伝えようとスタッフの一人、豊山貴士さんが連日披露した。9月30日には、隣接する慶応義塾大学卒でこの秋から英オックスフォード大学へ留学する成瀬茉倫さんが「特別ライブ」を開催。シマ唄などを熱唱し、奄美の風を吹かせた。
東京・狛江市から訪れた小林伸子さん(64)は、4年間飼っていた猫の縁で奄美大島を知ることになった。「保護猫の会で出会った奄美生まれの猫が亡くなったのを機に、初めて奄美大島を訪れました。そこで出会った人たちの優しさが縁で、ここに来たのです」とイベントを堪能していた。いずれは移住も視野に入れているという。
特別な黒糖焼酎を用意した西平せれなさんも「奄美でしか造れない黒糖焼酎はいかがですか」と試飲を勧めていた。永田さんは「とても多くの方のご協力で実現しているイベントで、大変ありがたいです。奄美大島に縁を感じる人が増えるよう、引き続き精進します」と7日間の手応えに満足そうだった。

