有権者と握手する竹田泰典氏(右)と樋脇昭和氏(左)
任期満了に伴う龍郷町長選挙は26日投票、即日開票される。立候補しているのは、現職で3期目を目指す竹田泰典氏(73)=瀬留=、新人で会社経営の樋脇昭和氏(67)=中勝=(届け出順)の2氏。21日の告示以降、雨天や曇り空が続いた中、選挙戦最終日の25日は時折青空が広がり日差しが届くなど天候に恵まれ、両陣営はそれぞれのスタイルで最後の訴えに声を枯らした。投票率の低下が懸念されるとして町政への関心、投票を呼び掛ける候補者もいた。
最終日、現職の竹田氏はまず赤徳校区に選挙カーを走らせ、芦徳、赤尾木、手広の順で街頭演説。掲げた公約の5本の柱を説明すると同時に、3期目は「ほこらしゃ(誇らしい)まちづくり」「町民自ら町政に参画となる町民総参加型まちづくり」に取り組むとした。
陣営では争点となっている保健福祉センターの大規模改修、町内3中学校の統廃合に関する説明も。国の交付金などを活用することで町の財政負担は抑制されることや、強制ではなく手順を踏んだ統廃合計画であることを強調した。
こうした遊説を最終日も町内くまなく実施し、最後は事務所前でのマイク納めで運動を締めくくった。竹田氏は「最初の選挙戦(1期目)と異なり、相手候補との政策論争を実感できない選挙だった」と振り返り、「これまでの実績や3期目に向けた政策をしっかりと伝えることができた。気になるのが投票率。下がってしまうと町民総参加型がおぼつかなくなるだけに、ぜひ投票をお願いしたい」と述べた。
新人の樋脇氏は、後援会組織などを構えず、「町民の声をよく聞いて町政に取り入れます」をスローガンに、草の根選挙に徹し、子どもから高齢者までが楽しめる観光施設の整備、秋名地区周辺と奄美市を結ぶトンネルの整備などを主張してきた。争点に挙がる保健福祉センターについては、「何十年と財政負担が予想される」などとして白紙を主張。中学校統廃合については「赤徳中は急ぐ必要がない」として再検討を打ち出している。
選挙期間中は町内を遊説し、街頭演説で政策を訴えてきた。選挙戦を振り返った樋脇氏は「暑い中、町民がわざわざ外に出てきて頑張れと言ってくれるなど手応えを感じている。一件一件を回り、遠慮がちだった町民も声を掛けてくれるようになった」と支援者らに感謝し、「頑張らなければいけないと感じている。国や県、市町村に力を借りながら、必ず公約を実現させたい」と訴えた。
最終日は町内一円を遊説。くまなく回り選挙戦を締めくくった。
投票は26日午前7時~午後6時、町内10か所であり、午後7時半から町生涯学習センターりゅうがく館講堂で即日開票される。町選挙管理委員会によると中間発表はなく、午後9時頃当落が判明する見込み。
20日現在の選挙人名簿登録者数は4861人(男2290人、女2571人)。

