奄美市笠利町で描いた作品「回復へ」を前に重村さん
奄美市で重村さん初個展
独学で10年
奄美市名瀬久里で雑貨屋を営む重村敏光さん(81)の初の個展「奄美を描く」が26日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで始まった。長年独学で学んできた日本画の技法で描いた風景画や現代アート風の絵画、立体作品など約40点を展示。奄美を題材に描いた個性的な世界観が見る人の感性を楽しませている。31日まで。
幼少の頃から絵を描くのが好きだったという重村さん。70歳を過ぎて、十数年ぶりに筆を取り、以来独学で腕を磨いてきたという。
作品は、日本画の技法をベースに奄美の自然を描いた風景や静物の作品から、島の植物や魚、工芸品などの素材でコラージュされた貼り絵を思わせる絵など、それぞれが異彩な存在感を放つ。これまで県や市のコンテストなどで複数回、入賞している。
個展は、芸術活動再開から10年の節目として企画した。竹筒や麻布、ランタンなどに描かれた意欲作も並んでいる。
重村さんは、多彩な色が咲き乱れたような自らの作風を「汚し絵」と呼ぶ。「気が多くせっかちな性格。ただ、デッサンや構図、色使いは相当こだわった」と強調。「タイトルと作品を見比べながら、いろんな想像を膨らませてほしい」と呼び掛ける。
入場無料。開館時間は午前9時~午後6時で、最終日は午後3時まで。

