特別支援教育の充実へ

瀬戸内町古仁屋中学校を主会場に行われた県特別支援教育大会大島大会

瀬戸内町主会場に研究大会
県内教職員140人

 第73回県特別支援教育研究大会大島大会(県特別支援教育研究会など主催)が10月31日、瀬戸内町の古仁屋中学校などであった。「新しい時代の多様な教育的ニーズに合わせた特別教育の推進」を大会テーマに、オンラインを含め県内小・中学校の教職員ら約140人が参加。子どもが自ら考え、共に学び合う特別支援教育の充実に向けての現状や課題を探った。

 午前は、古仁屋小、古仁屋中、龍郷町の県立大島特別支援学校の3会場で公開授業を実施。古仁屋小の特別支援学級では、三宅実佳教諭が「あおぽぽまつりをひらこう」と題して授業を繰り広げ、分科会で情報を共有した。

 午後は、教職員らが古仁屋に集まり、大阪府の洛南高校附属小学校の久木田雅義さんが行う小学4年生算数の「飛び込み授業」を見守った。久木田さんはランダムに選んだ三つの数字から三桁の数字をつくり、割り算を使って授業。余りの数字に着目し、そこに潜む法則を児童たちに多角的に考え、見つけるよう促した。授業後の質疑では、児童の力に応じたアプローチ、グループワークでの助け合いなどの重要さを説き、「スモールステップで投げかけることが大事」などとするアドバイスもあった。

 最後の全体会では、同研の内薗博之会長が大会を振り返り「抱える課題を解決するヒントは必ずみつかる。学んだことを現場に持ち帰り生かしてほしい」とあいさつ。久木田さんの「UDマインドで一緒に学ぼう」と題する講演に耳を傾け、算数科授業のユニバーサルデザイン化について考えた。

 次期開催地は指宿地区を予定している。