生涯学習成果を発表し合い楽しませた天城町文化祭(写真はオープニングの「子宝六調バンド」)=2日、同町防災センター
舞台発表や多彩な作品
天城町町民文化祭 世代超え交流
【徳之島】第43回天城町町民文化祭(町文化協会主催)が2日午後、町防災センターで開かれた。町の生涯学習講座生や自主グループなど計11組が舞台発表を行い、16団体・個人が多彩な作品群を展示。自己の充実や生活の質の向上、生きがいづくりで取り組む日頃の生涯学習の成果を披露し合った。
会場には幅広い世代の住民約250人が来場した。オープニングでは、町内の小学生唄者ら13人による「子宝六調バンド」が登場し、「徳之島一切節(ちゅっきゃいぶし)」と「ワイド節」を力強く奏でた。
中島清彦町文化協会長は「出演者の熱意と努力の成果を、最後までご観覧いただきたい」とあいさつ。森田町長(院田裕一教育長代読)も「文化・芸術活動の成果を披露し、世代を超えて交流を深める意義深い文化祭」とアピール。
舞台では、フォーク&ポップス音楽同好会による「涙をふいて」「上を向いて歩こう」など昭和の名曲演奏に続き、島口ミュージカル「結シアター手舞(てまい)」の小中高生らが迫力の「手舞の空」を披露。島唄や伝統民謡、日舞、合唱など、多彩な演目に会場からは称賛の拍手が送られた。
1階ロビーと2階ギャラリーでは、絵画や生け花、和小物、短歌、川柳、書道などの作品展示も並行。町内各校の児童生徒たちの絵画や作文、県作品展特別賞の受賞作なども紹介され、来場者の目を楽しませた。

