生涯現役組たちがハッスルした創作ダンスにも称賛の拍手が送られた=3日、徳之島町文化会館
「燃えよ 文化の祭典」スローガンに
幅広い世代、学習成果で交流
【徳之島】第46回徳之島町文化祭(町文化協会主催)は文化の日の3日、同町文化会館で開かれた。「燃えよ 文化の祭典」をスローガンに掲げ、町公民館講座の受講者や自主活動グループなど計26団体が舞台発表。展示部門には9団体が短歌や絵画、書道、手芸、生け花など作品で楽しませた。
開会あいさつで町文化協会の向井久貴会長は、奄美群島の祖国復帰72年目と戦後80年の節目にあたり、「島唄や踊り、三味線の音色、太鼓の響きはあすへの活力を生む原動力。文化は平和な世界を次世代へ引き継ぐ手助けにもなる」と語った。
高岡秀規町長も祝辞で「社会のデジタル化や生活の多様化が進む中で、地域の文化活動の役割は一層重要。心を通わせながら学び支え合う文化の構築が心のふるさとを育む」などと呼び掛けた。
舞台発表は午前10時40分頃、「徳之島エレキ琴クラブ」の演奏で幕開け。山民謡保存会の「ティーフィフィ」や亀津浜おどり保存会の「とよみ」など伝統芸能のほか、日舞、琉舞、社交ダンス、混声合唱、ヒップホップダンスなど、子どもから高齢者まで幅広い世代が出演。午後3時頃まで続いた多彩な生涯学習成果のステージに、約500人の来場者(午後)から大きな拍手が送られた。
ロビーで並行した展示部門では、学習成果の力作が並び、来場者たちを楽しませた。

