ヨロン島観光協会

設立60周年の節目を祝った記念式典(3日、与論町)

観光の歩みを振り返った創作劇の出演者ら(3日、与論町)

設立60周年記念式典
「ありがとうの60年」

 【沖永良部】ヨロン島観光協会は3日、与論町砂美地来館で設立60周年記念式典を開いた。関係者や島民ら約250人が参加。「ありがとうの60年、これからも島とともに」を合言葉に、記念映像や創作劇の披露などで60周年の節目を祝った。

 観光協会は1965年4月設立。式典で川畑充男会長は「島の未来をつくるという先人の思いは、若い世代へ受け継がれている。過去への敬意と未来への希望をつなぐ日にしたい」とあいさつ。田畑克夫町長は「島の観光振興のゆるぎない礎を築いてきた。与論島唯一無二の魅力をさらに高めていってほしい」と期待を込めた。

 町民栄誉賞の授与では、1961年から幾度となく与論島を訪れている漫画家の北見けんいちさんが選ばれた。ビデオレターで与論島での思い出を紹介し、「これからも島のために一生懸命やっていきたい」と話した。

 このほか、観光業を担ってきた関係者へのインタビュー映像や、これまでの観光の歩みを振り返る創作劇「旅するヨロン島」の披露もあった。

 会場には、ヨロンマラソンの歴代ポスターや大会Tシャツ、過去に開催された観光イベントの写真などが展示され、来場者らは懐かしそうに眺めていた。