61人が4部門で熱戦を繰り広げた板付舟一人こぎ!奄美一決定戦(提供写真)
各部門で優勝した(右から)川畑、當、上村、加藤、池内(提供写真)
第6回板付舟一人漕(こ)ぎ!奄美一決定戦(瀬戸内町カヌー連盟主催)が2日、瀬戸内町手安集落の港湾施設であった。過去最多の男女61人がエントリーし、4部門9種目・計139レースで熱い水上の戦いを繰り広げた。舵(かじ)漕ぎの部は川畑公一(ゴッツ漕友会)が3連覇を果たし、一般は上村太一(丸潮漕友会)、女子は加藤こまち(丸潮漕友会レディース)が3部門で優勝を飾り、それぞれ3冠に輝いた。上村の3冠は4年連続。中学生の部は當礁太(丸潮漕友会ジュニア)、小学生の部は池内翔大(小湊舟勝負隊)が勝利した。
大会は、島の伝統文化や舟こぎへの情熱をつないで行こうと、コロナ禍の2020年に始まった。競技は、漕ぎ手と舵取りを1人で担う「舵漕ぎ」、漕ぎ手と舵取りの2人で乗り込む「古仁屋ユホ」「奄美まつりユホ」「ドラゴンボートパドル」の4部門で実施。9歳から60代の男女61人が、80㍍の直線コースで覇を競い合った。
大会には、大勢の観客が詰め掛け選手に声援を送った。時折突風も吹く天候の中、選手らは懸命に櫂(かい)を漕いだ。
同連の川畑公一理事長は「まずは無事に開催できて良かった。1年の舟漕ぎシーズンを締めくくる大会で、参加者も増えている」と総括。「県民スポーツ大会での男女優勝など、島の舟漕ぎが実力とともに盛り上がっている。来年も開催し、個々のレベルアップ、チームのモチベーションアップにつなげていきたい」と話した。
結果は次の通り。
【一般】▽舵漕ぎ ①川畑公一(ゴッツ漕友会)51秒03②松井聖樹(丸潮漕友会)③西村卓也(小湊ロマン防衛隊)▽古仁屋ユホ ①上村太一(丸潮漕友会)37秒66②坂本雄大(小湊舟勝負隊)③西村考司(戸口行盛会)▽奄美祭りユホ ①上村太一(丸潮漕友会)36秒92②森岡豊史(同)③西村考司(戸口行盛会)▽ドラゴンボートパドル ①上村太一(丸潮漕友会)35秒78②奥田裕介(同)③森岡豊史(同)
【女子】▽古仁屋ユホ ①加藤こまち(丸潮漕友会レディース)49秒08②竹山悦子(#清水集落)③竹山心夏(同)▽奄美祭りユホ ①加藤こまち(丸潮漕友会レディース)49秒40②竹山心夏(#清水集落)③竹山悦子(同)▽ドラゴンボートパドル ①加藤こまち(丸潮漕友会レディース)47秒86②竹山心夏(#清水集落)③竹山悦子(同)
【小学生】▽ドラゴンボートパドル ①池内翔大(小湊舟勝負隊)59秒22②奥田れあ(丸潮漕友会ジュニア)③福永湊(同)
【中学生】▽ドラゴンボートパドル ①當礁太(丸潮漕友会ジュニア)38秒28②福本秀太(同)③徳雷汰(同)

