会場を踊りで華やかにする大島紬の女性たち

それぞれの島口を披露し合い盛り上がった「島口大会」

「島なさけ」などを熱唱する屋宮弘孝さん
【東京】関東大和会(川畑悦郎会長、宮義経幹事長)はこのほど、第97回総会・懇親会を千代田区の主婦会館で開催した。来賓、会員合わせて120人でにぎわった。参加者たちは笑顔で久々の交流を堪能。郷友会代表者による「島口大会」も行われた。
宮幹事長の司会で第1部が開幕宣言、全員での郷土遥拝に続いて、川畑会長が笑顔で壇上へ。「大いに語り合って、思い出をお土産にして、再び会えるようにしてほしい」と出席者への感謝を伝えた。会務報告が宮幹事長から、会計報告が池田加代子会計長から、監査報告が元野雅兆監査役からあった。
来賓を代表して伊集院幼村長が登壇。「少子高齢化が進む中で、八月踊りや島口などの文化も時代に合った取り組みで進める」と村政を説明し、「アマミノクロウサギなどの農業被害にも、民間としっかりとスクラムを組んで対応したい」と語った。東京奄美会・宮地正治会長は「受け継がれていくべき、各集落の踊りが披露されるので楽しんでほしい」と11月9日に行われる東京奄美会芸能祭を紹介。また、奥林剛・関西大和会会長は6月に関西万博であった奄美関連のイベントに触れ「小4までいた島の情けの深さを知った」と懐かしさを交えて、あいさつした。
懇親会は岩淵輝美さん、堀流石さんの司会で第2部の懇親会へ。大和村産のスモモが使われた「スモモ酒」で池田秀秋相談役の乾杯の音頭で歓談に。余興では池田麗奈さん、小俣美紀さんがシマ唄を披露。久永さとみさんのおなじみ「スラヨイ黒糖」などで盛り上がった。
各郷友会が登壇しての「島口大会」では、「頭のことや豚は何と呼ぶのか」などを報告し合い、歓声が上がった。ほか、屋宮弘孝さんが「島なさけ」などを熱唱した歌謡ショーや大和村アピールにも大きな拍手が送られた。黒糖焼酎などが当たるじゃんけん大会もあった会場は大盛況に。里原廣光顧問による閉会のあいさつでお開きとなった。

