〝歌う坂本龍馬〟松尾貴臣さんが開いた「ホスピタルライブ」(14日、奄美市名瀬の奄美和光園)
コロナ禍後初開催 ホスピタルライブ
入所者、職員らが鑑賞
奄美市名瀬の国立療養所「奄美和光園」(馬場まゆみ園長)で14日、コロナ禍後初となる「ホスピタルライブ」があった。娯楽室の特設会場で入所者、職員ら約40人が鑑賞。〝歌う坂本龍馬〟として、全国の病院や福祉施設で4000回以上ライブ活動をしてきたというシンガー・ソングライターの松尾貴臣さん(千葉県)のやさしい歌声に聴き入った。
ライブは県立大島病院の医師の紹介で実現。松尾さんは学生時代から憧れていた幕末の志士・坂本龍馬に扮(ふん)し、〝歌う坂本龍馬プロジェクト〟と銘打って全国の病院や高齢者施設などを巡る「ホスピタルライブ」を続けている。
松尾さんは龍馬を彷彿(ほうふつ)とさせる着物姿で登場。オリジナル曲「喜びの歌」で観客の心をつかみ、ポップス風にアレンジした「川の流れのように」などを歌い会場を盛り上げた。
入所者から事前にリクエストされたという「瀬戸の花嫁」にも初挑戦。客席を握手して回るなど、観客を巻き込み笑いを誘いながら全7曲を歌った。
入所者は職員が作った大きな歌詞カードを目や指で追いながらリズムを刻み、手拍子して一緒に楽しんでいた。
馬場園長は「コロナ禍前は、オーケストラなどの慰問公演はあったが、ライブは久しぶり。入所者も生の音楽を聴いて感動しているようだった」と喜んだ。
松尾さんは13日から14日にかけ、奄美市や宇検村の高齢者施設や障がい者施設4か所を訪問し、ホスピタルライブで入所者や利用者を元気づけた。

