1か月間で新たに420匹

奄美群島10市町村で誘殺 寄主果実除去優先
セグロ危機

 県は14日、奄美地域でのセグロウリミバエ(主にウリ科の果菜類・果実の重要害虫)の確認状況を発表した。10月15日から11月10日までの1か月間のまとめで、新たに10市町村で420匹を誘殺した。この間の新たな幼虫確認はなく、防除対策では寄主果実等の除去を優先して進めている。

 経営技術課によると、奄美地域に設置している調査用トラップ(わな)での誘殺数で、直近1か月間の状況を市町村別でみた場合、最多は知名町の126匹で、全体の3割を占める。次いで天城町の99匹だが、徳之島3町を合計すると216匹に達し、島別では最も多い。徳之島では特に天城町で野生寄主植物のオキナワスズメウリが多く繁殖しており、やぶ状態で野生化した箇所はハブ咬傷(こうしょう)の危険があるため、手作業となる除去を難しくしている。

 今回を含めた合計(3月17日~11月10日)は863匹で、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島の4島11市町村で誘殺が確認されており、未確認は喜界町のみ。

 防除は寄主植物・果実の除去を徹底しており、不要な寄主果実等については地域住民へ自主的な除去を要請。家庭菜園など害虫防除(農薬散布)を行わない園地では、ウリ科野菜等の寄主植物の栽培を自粛するよう求めている。農業者には、ウリ科野菜等の寄主植物の栽培を行う場合は、害虫防除を適切に行うよう要請している。

 関係機関は見慣れない病害虫や普段とは異なる農作物被害等を見つけた時は、最寄りの指導機関や植物防疫所、県病害虫防除所等に知らせるよう呼び掛けている。