奄振予算確保へ要望活動

森山裕衆院議員に要望書を手渡す一行(提供写真)

三反園訓財務大臣政務官に要望書を手渡した一行(提供写真)

交流会でホスト役を務めた奄美群島の首長ら

市町村長会 議会議長会
2年に一度の交流会も

 【東京】奄美群島市町村長会(会長・高岡秀規徳之島町長)と奄美群島市町村議会議長会(会長・前徹志伊仙町議会議長)は28日、2026年度に向けた奄美群島振興開発(奄振)の推進に関する要望活動を関係省庁で行った。国土交通省、農林水産省などに要望書を提出、県関係国会議員との意見交換もあった。

 今回のポイントは「物価高騰を踏まえた奄美群島振興交付金予算の確保について」「奄美群島航路航空路運賃の軽減等にかかわる予算の確保、制度の拡充」「奄美群島と沖縄との連携事業に関する予算の確保」、また奄美群島における「産業基盤及び社会基盤の一層の整備推進」「自発的な取り組みを推進する支援」「保育人材の確保について」さらに「重要病害虫、特殊病害虫及び不快害虫等対策の充実・強化」「奄美群島国立公園及び世界自然遺産にかかわる取り組みについて」の8項目。「奄美群島振興交付金」については、交付金28億2200万円を概算要求額としている。害虫等への対策はセグロウリミバエ侵入・まん延防止に向けての防除強化に加えてソテツカイガラムシのまん延防止について、登録申請中の薬剤の早期認定を要望内容とした。

 高岡会長と安田壮平奄美市長(奄美群島広域事務組合管理者)らは衆議院、参議院の議員会館を回った後、衆議院第二議員会館会議室へ。自民党奄美振興特別委員会委員長の森山裕衆院議員らと対面。高岡会長は要望書を説明し、手渡した。

 農水省では各群島の農政の現状について意見を交換、鈴木憲和大臣は予算確保に理解を示した。国交省では金子恭之大臣と、財務省では三反園訓財務大臣政務官と対面。和やかな雰囲気の中で情報交換がされた。

 ほか、伊集院幼大和村長、元山公知宇検村長、鎌田愛人瀬戸内町長、竹田泰典龍郷町長、伊田正則伊仙町長、前登志朗和泊町長、今井力夫知名町長、田畑克夫与論町長ら一行は他に環境省、内閣府、総務省へ要望書を提出。衆・参議員会館へは班編成で訪問した。

 高岡会長は「各省で当初概算の満額をお願いした。害虫対策について鈴木農水相は、よく理解しているようだった」と語った。ほかの出席者からも「農水省は、ソテツのカイガラムシ対応をしっかりと考えている」の声が聞かれた。また、高岡会長は森山委員長から「予算確保に向け『闘う』との印象を受けた」と手応えを披露。安田市長は「力強い後押しをもらった。引き続き群島一丸となり、予算所要額確保に向け取り組んでいく」と振り返った。

 要望活動を終えた一行は同夜、千代田区の主婦会館へ。2年ごとに開催される「2025奄美TIDAネシア交流会」(主催・奄美群島広域事務組合)に出席。黒糖焼酎で乾杯した後、県関係国会議員、郷友会者らと活発な意見交換がされた。