6年ぶりの東京でのライブで熱唱する川畑さおりさん
川畑さおりさんを支えた友情出演者ら
出演者と参加者らが笑顔で記念写真に(いずれも写真は、前手秀紀=まえてひでのり=さん提供)
【東京】都会で奄美のシマ唄が響く――。このほど江戸川区の居酒屋で喜界島の唄者・川畑さおりさんのライブがあった。熱気あふれる店内には、シマ唄と三味線、チヂンが響き渡った。会場は出身者ら80人以上が詰めかけ満席に。参加者は笑顔でイベントを堪能していた。
ライブはJR中央・総武線「小岩駅」南口からほど近い「沖縄料理居酒や こだま」(南小岩7の27の16)であった。日本民謡協会の民謡アンバサダーに川畑さんが就任したのを記念したもの。叔父で東京喜界会・前幹事長の川畑吉正さんと、奄美ファンの舟貝英伸さんがサポートした。
喜界島出身の田向美春とタナカアツシさんが友情出演し、東京では6年ぶりとなるライブに花を添えた。「民謡アンバサダーとして喜界島に残るシマ唄を発信しながら、島で頑張る人たちを応援したい。このたび日本ジオパーク登録となったが、その中の文化としても発信したい」とライブを前に川畑さんは意気込みを語った。
「こんな素敵なお客様に恵まれて、感謝です。ここは初めてですが、一生懸命やります」と笑顔であいさつ。朝花節に続いて、第一部は「行きんにゃ加那節」、「塩道長浜節」などを解説しながら披露。今ではほとんど歌われないという「阿田高坂節」を熱唱。お囃子(はやし)とチヂンをにぎやかに「豊年節」も響かせた。
休憩をはさんで第二部は「涙そうそう」をカバーしたほか、川畑さんのオリジナルでJAC(日本エアコミューター)機内放送でもおなじみの「故郷の空」を歌い上げた。東京茜会の女性部らによる踊りも場を盛り上げた。タナカアツシさんは「沖縄の店でやるのは…」としながらも「沖縄じゃないの~」と大島エレジーを歌った。
塩道出身の岩村嘉男さん(77)は(茨城・つくばみらい市在住)「この店は初めて来たがとてもいい。シマ唄も懐かしかった」と満足した表情で話した。その後、「喜界やよい島」「六調」で最高潮に。満員の店内に「喜界島のひと時」を堪能する笑顔が広がった。

