ネリヤカナヤ創作童話コンクールの最優秀賞(前列)、優秀賞の受賞者(7日、県立奄美図書館)
奄美群島の児童生徒を対象とした「第22回ネリヤカナヤ創作童話コンクール」(県図書館協会奄美支部主催)の表彰式が7日、奄美市名瀬の県立奄美図書館であった。学年ごとに選ばれた最優秀賞、優秀賞の受賞者14人と保護者らが出席し、緊張した面持ちで表彰を受けた。審査員らは、想像力あふれる子どもたちの作品に、高い評価を送った。
同コンクールは、2003年の奄美群島日本復帰50周年を機に創設。夢やロマンに満ちた童話を創作することで、創造力や表現力を培い、豊かな心を育むことを目指している。
今回は、178点(小学校153点、中学校10点、高校15点)の応募があり、入賞作品35点、学校賞3校を選んだ。
表彰式で里光(さとみ)和恵支部長は「豊かな想像力が発揮され力作ぞろいだった。方言を効果的に用い、読み手をわくわくさせてくれた」とあいさつ。
受賞者を代表して赤木名中2年の牧野一香(いちか)さんは「ガジュマルに例えた祖父との死別を書いた。辛さが自分を成長させてくれる時もある。読んでくれた人が一人でも笑顔になってくれれば」と作品への思いを述べた。
県立奄美図書館の重可奈子指導主事は「独自の文化、人と人とのつながりの温かさが存分に伝わってきた。環境保全など奄美の課題に向き合った作品も多く、奄美に生きる誇りを感じさせてくれた」などと講評した。
最後に、小学校5年生の部・最優秀賞の榊ココさん(節田小)が、台風が自然環境に果たす役割を少年との出会いの中に表現した「きらわれ者と一人の少年」を朗読、大きな拍手を受けた。
入賞作品は14日まで、同図書館1階ホール及び3階壁面掲示板で展示している。最優秀賞、優秀賞の受賞作は「作品集」を作り、来年3月頃に各学校などに配布予定。同館ホームページでも紹介する。

