万歳をして3選を喜ぶ今井氏(7日午後8時59分頃)
【沖永良部】任期満了に伴う知名町長選挙が7日、投開票された。現職の今井力夫氏(68)が、新人で農業の竹林植元氏(75)=いずれも無所属=を破り、3選を果たした。得票数は、今井氏が2226票、竹林氏が426票。8年ぶりとなった選挙は、経験と実績で勝る今井氏が1800票差をつける圧倒的な支持を受け勝利した。投票率は62・63%で、前回2017年の88・92%を26・29ポイント下回った。
投票は午前7時から午後6時まで町内5か所であり、午後8時から文化ホールあしびの郷で即日開票された。選挙戦では、脱炭素化事業の是非や農業振興を争点に現新2人の一騎打ちとなったが、有権者の関心は低く全体的な盛り上がりに欠けた。3人が立候補し激戦となった8年前の選挙戦と比べて、投票率は大きく低下。記録が残る1993年以降で最も低かった。
3選を果たした今井氏は、3月の町議会定例会で立候補を表明した。「やり残したことが多々ある」として、「21字の暮らしを大切に、子や孫が誇れる潤いと活力のある持続可能なまちづくり」をスローガンに、3期目を目指した。
公約には、「協考、協働、協創」を基本姿勢に、▽生活基盤の整備▽子育て環境などの充実▽農水産業などの振興▽次代を担う人材育成―などを掲げた。今井氏は、地球温暖化対策や水道水の硬度低減化などの推進を実績として訴えたほか、人口減少問題や稼ぐ力の推進といった課題への取り組みを主張し支持を固めた。
竹林氏は、11月7日に出馬を表明。公約には農業振興や地域活性化策などを掲げ町政の転換を訴えたが、支持が広がらなかった。
▽当日有権者数=4364人(男2241人、女2123人)▽投票者総数=2733人(男1377人、女1356人)▽有効投票総数2652票、無効81票▽投票率62・63%(男61・45%、女63・87%)

