工房スタッフと一緒にイトバショウの「ウーハギ」作業を体験する観光客(左)(9日、知名町の沖永良部芭蕉布工房)
沖永良部芭蕉布工房
来年3月まで繰り返す
【沖永良部】沖永良部島の伝統工芸品「芭蕉布」の作業工程で、材料となるイトバショウから糸を取り出す作業が、知名町下城の沖永良部芭蕉布工房で始まっている。切り倒したイトバショウの皮をはぎ、その皮を煮て、柔らかくなった繊維から糸を取り出す作業を来年3月末まで繰り返す。
9日は、工房スタッフや観光客ら6人が集まり、切り倒したイトバショウの茎の表皮をはぎ取る「ウーハギ」の作業を行った。茎の一番外側で繊維の硬い「ウァーホー」、内側の「ナーウー」、さらに内側で繊維が柔らかい「ナーグー」に分けていく。
観光客は、工房スタッフからアドバイスを受けながら、丁寧に皮をはぎ取っていた。
長谷川千代子代表(86)は「今年はとても良い繊維が取れている。来年もいろいろな作品を作りたい」と笑顔。
地域おこし協力隊として6月から工房に入った行田実可さん(32)は「来年の製品作りに向けた大事な作業。芭蕉布の魅力を知ってもらうためにも、多くの人に作業を体験してほしい」と話した。

