「残念。夏は実力で行くしかない」。21世紀枠推薦ならず、夏の甲子園に期待を寄せた関係者=12日、徳之島町役場
町役場で関係者が発表見守る
夏の甲子園へ「実力で行くしかない」
【徳之島】来春の第98回選抜高校野球大会21世紀枠(九州地区推薦校)の発表が12日午後に行われ、徳之島町役場では高岡秀規町長や職員、徳之島高校野球部の保護者らがネット中継を見守った。候補筆頭とみられた長崎県の長崎西に決まり、念願の甲子園出場はならなかったが、関係者からは部員たちの健闘をたたえる声と、来夏に向けた期待が上がった。
発表前の町長室には太鼓やクラッカーを手にした約15人が集まり、画面を食い入るように見つめた。結果が伝えられると、祝賀ムードは一転して次回へ持ち越しとなった。
21世紀枠は、困難な状況を乗り越え模範的な活動を続ける学校を評価して甲子園に招待する制度。秋季大会で一定の成績を収めていることに加え、部員不足克服や地域貢献など学校全体の取り組みも審査対象となる。
徳之島高は、長時間の船移動や遠征費など離島特有の負担を、部員・保護者・地域が一体となって乗り越え、県大会では20年ぶりの4強入りを果たした。九州地区の「二番手」と評価されつつ、甲子園への切符は夏に持ち越された。
野球部保護者会の岩崎仁会長(49)は「残念のひと言。こうなったら実力で行くしかない。子どもたちは夏に向けて気持ちを切り替えて今まで通り練習に頑張れば、必ず結果は出る」と話す。
高岡町長も「関東・関西の郷友会からも問い合わせや期待の声が届いていた。今回は残念だったが、子どもたちにとっては夏に向けて明確な目標ができたと思う」とエールを送った。

