もうすぐクリスマス

芭蕉布を作る工程の一つ「ウーハギ」を実演する行田さん(14日、知名町)


クリスマスリースを完成させた親子ら(14日、知名町)


イルミネーションの前で記念撮影する子どもたち(14日、知名町)

芭蕉布の糸使ってリース作り
イルミネーション点灯式 知名町

 【沖永良部】知名町で14日、芭蕉布の糸を使ったクリスマスリース作りとイルミネーションの点灯式があり、多くの家族連れでにぎわった。

 リース作りは、おきのえらぶ島観光協会エラブココで開催。伝統工芸品「芭蕉布」について知ってもらおうと、知名町役場企画振興課が企画した。地域おこし協力隊で沖永良部芭蕉布工房のスタッフを務める行田実可さんら2人が講師を務めた。

 行田さんらは、芭蕉布の材料となるイトバショウの茎から繊維をはぎ取る「ウーハギ」の作業を実演。茎の外側と中心部では異なる硬さの糸が取れることを説明した。

 参加者らは、イトバショウから取れた糸や皮、桑の枝、シーグラス、貝殻などで飾り付けを行い、オリジナルのリースを完成させた。

 竹下美優さん(7)は「芭蕉布の糸はふわふわしていて、紅茶のような色をしていた。かわいいリースができたので玄関に飾りたい」。父・和貴さん(37)は「芭蕉布は知っていても、作業工程を見るのは初めて。良い機会になった」と話した。

 講師の行田さんは「芭蕉布は島の宝。多くの人に興味を持ってもらい、技術が途絶えないようにしていきたい」と語った。

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 クリスマスイルミネーションの点灯式は、知名町商工会青年部が主催。今回、商店街の中心部にある空き店舗を活用した。

 同日午後7時、商工会青年部のメンバーと集まった住民らのカウントダウンで点灯すると、店舗内は鮮やかな光に包まれた。

 会場は多くの家族連れが訪れ、ライトアップされたクリスマスツリーの前で記念撮影を楽しんだ。また、灯ろう作りや窓ガラスにイラストを描くワークショップも行われ、子どもたちは雪だるまやサンタクロース、クリスマスツリーなどを描いていた。

 商工会青年部の金城良太郎部長は「新しく入ったメンバーと、いろいろなアイデアを出し合いながら準備を進めてきた。多くの人に喜んでもらえるようこれからも頑張っていきたい」と話した。

 イルミネーションは、日吉ビル(JAあまみ知名事業本部向かい)で行われ、午後6時から午前0時まで点灯。施設の開放時間は午後6時~同10時。来年1月14日まで。