同級生を前に、北方領土視察の体験などについて講話した、高姫花(ひめか)さんと押江竜聖さん

1・3年生は、「朝は明けたり」を合唱した
奄美市名瀬の金久中学校(当田進一校長、生徒240人)の総合的な学習の時間「日本復帰学習」が19日、同校体育館などであった。生徒たちは、奄美群島日本復帰の歴史や他地域の現状を学ぶとともに、戦争や紛争など平和的に解決する方法について考えた。2年生による講話では、講師を務めた同級生、高姫花(ひめか)さんと押江竜聖さんから「次の社会をつくるのは私たち」と歴史を継承する強いメッセージが伝えられた。
戦争の悲惨さや非人道性を理解し、命の尊厳と平和の重要性を認識するとともに、平和な世界を創造するために一人一人が何を考え、何ができるのかを体験的に学ぶことが目的。
1・3年生は、伊集院高校の劇「朝は明けたり」を視聴し、奄美群島日本復帰の歴史を学ぶとともに、日本復帰の祝い歌「朝は明けたり」及び「日本復帰の歌」の冒頭「太平洋の潮の音」を覚え、合唱した。
2年生は、動画「エトピリカ~想いを紡ぐ鳥~」を視聴しロシアによる占拠が続く北方領土について学ぶとともに、県の「北方領土青少年等現地視察授業」に参加した同級生、高さんと押江さんの講話を通して、北方領土の返還や恒久平和のためにできることを考えた。
講話で高さんと押江さんは「自分たちにできることは、歴史を知り、自分のこととして考え、伝えること」と話し、「次の社会をつくっていくのは、私たち若い世代」とメッセージを送った。
講話した2人は「奄美から遠く離れた北方領土の歴史や現状と自分たちの体験を伝えたかった。今後は奄美の歴史について深く学んでいきたい」と語った。

