「泉芳朗」に思いを寄せ、熱い浪曲を初披露する様子
揃いの大島紬でステージを飾る女性部ら
ワイド節、六調で最高潮となった会場
【東京】埼玉奄美会(藤井壮望会長、道下文男幹事長)がこのほど、「第50回埼玉奄美会総会・懇親会」を北区の赤羽会館で開催し、来賓、会員合わせ約200人でにぎわった。浪曲師による講演会もあった。参加者たちは笑顔で島口を交わし、交流を堪能した。
道下幹事長の司会で第1部の総会が開会。郷土遥拝、出席者全員で「ふるさと」を斉唱。藤井会長は、出席者への感謝を述べるとともに「互いに支え、協力しあい今日を迎えられた。愛郷無限の精神に他ならないと確信している」とにこやかに語った。会計報告、監査報告などが滞りなく終了。新会長には里村哲正さんが選ばれた。
第2部の記念式典では東京奄美会・宮地正治会長が登壇。「奄美は一つの心意気で、苦しいことも悲しいことも乗り越えてきた。これからも共に頑張ろう」とあいさつ。ほか、鹿児島県県人会連合会・坂元隆也会長、NPO法人さいたま市鹿児島県人会・竹之内康一理事長らが祝辞を寄せた。
特別記念講演として、浪曲師・東家一太郎さん、曲師・東家美(みつ)さんによる「奄美のガンジー・泉芳朗物語」が初披露された。「負けてたまるか。すっとごれ~」の精神で奄美群島を日本復帰へと導いていった様子が汗だくで語られた。参加者は熱心に耳を傾け「たっぷりと~」の掛け声と大きな拍手が湧き起こっていた。
第3部は、里見和廣相談役と小坂田上副会長の司会で懇親会へ。稲村公望さんの乾杯、藤田晶さんのシマ唄で幕開けに。伊是名の会が華麗に舞えば、埼玉フラダンス教室メンバーのフラがあった。黒糖焼酎に酔いしれる参加者は、久永さとみさんの「スラヨイ黒糖」で踊りの輪に加わった。
埼玉奄美会は1973(昭和48)年設立の「埼玉奄美親睦会」が基。奄美出身の故保岡武久衆院議員秘書を務めていた木原健次郎氏の参加を受け75年に「埼玉奄美会」に改称、同氏が初代会長を務めた。都内から参加した70代の夫婦は「中身が濃くて楽しめました」と笑顔だった。「浩太郎&たがみ」による抱腹絶倒のショーもあった会場は、六調で最高潮に。道下幹事長の万歳三唱でお開きとなった。

