協定を結んだ右から竹中彰カンパニープレジデントと田畑克夫町長(16日、与論町)(提供写真)

与論町役場に設置されたコンタクトレンズの空ケース回収ボックス(提供写真)
与論町とHOYA
【沖永良部】与論町とコンタクトレンズ専門店「アイシティ」を運営するHOYAアイケアカンパニーは16日、使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収に関する協定を結んだ。同町役場1階とゆんぬ体験館に回収ボックスを設置する。九州の自治体では初の取り組みという。
同社では、循環型社会(リデュース・リユース・リサイクル)の構築をめざす「アイシティecoプロジェクト」に取り組んでいる。現在、全国約8500か所に専用ボックスを設置。集まった空ケースはリサイクル業者に売却し、その収益を角膜移植を支援する「アイバンク協会」へ寄付する。
今回、地域活性化企業人として日本航空(JAL)から与論町へ出向している野村佳世子さんが仲介役となり、協定締結が実現した。JALは、2020年10月から同社の活動に協力している。
締結式には、同町の田畑克夫町長と同社の竹中彰カンパニープレジデントが出席。協定書に調印した田畑町長は「JALでの取り組みをきっかけに、出向職員の思いが与論に広がった。この活動を県全体に広げていきたい」と話した。

