先人の偉業をたたえ花を手向ける出席者たち
偉業へ感謝、郷土発展へ誓い
日本復帰72年
奄美群島の日本復帰(1953年)から72年を迎えた25日、奄美市名瀬のアマホームPLAZAで「日本復帰記念の日のつどい」があった。関係団体や市内小中学校の児童生徒、市民ら約200人が出席。無血で復帰運動を成し遂げた先人に感謝の気持ちを捧げ、一人一人が郷土のさらなる発展と恒久平和へ誓いを新たにした。
集いは奄美市、市教育委員会、民間2団体でつくる同実行委員会が主催。司会は、金久中2年の緒方柚葉さんが担当。献花、講話、詩の朗読などが行われ、奄美群島日本復帰に携わった先人たちの偉業をしのんだ。
出席者らは「日本復帰の歌」が記された額を掲げる祭壇に向かって献花し、次々と手を合わせた。あいさつした安田壮平奄美市長は「戦争を知る世代が少なくなる中で、奄美が経験した行政分離と復帰の歴史は団結することの力強さを、今なお私たちに問い掛けている。この歴史を学び考え、語り継ぐことは地域に生きる私たちの大切な役割だ」と呼び掛けた。
奄美市文化財課の喜友名正弥学芸員は「奄美群島日本復帰運動とその意義」をテーマに講話した。出席者らは、名瀬小学校6年生児童が読む「断食悲願」(詩・泉芳朗)の映像に合わせて一緒に詩を朗読。感想文を発表した名瀬中2年の金城里愛菜さんは復帰運動を振り返り、「歴史を忘れることなく、感謝の心を持って生きていこうと思う」と決意を述べた。
最後は、奄美群島日本復帰を祝う歌「朝はあけたり」を全員で斉唱。喜びの歌声を高らかに響かせた。

