「華牛」として盛り上げ

大島地区だけでなく全国でも最初となった与論家畜市場の子牛初競りでは「華牛」としての引き出しが行われた(上が雌一番目、下が去勢一番目)=提供写真=

与論家畜市場の初競り
全国で最初、多くの購買者

 JAあまみ与論家畜市場で5日、大島地区で今年最初の子牛初競りが行われたが、与論事業本部によると全国でも最初で県内外から多くの購買者が来島した。新たな取り組みとして去勢・雌の一番目の競り牛を「華牛」として引き出し、高値取引につながり盛り上がりを見せた。

 JA県経済連が開催している子牛競り市。与論家畜市場での初競りには雌156頭、去勢241頭が上場され、いずれも昨年最後の子牛競り市となった11月(雌163頭、去勢231頭)の入場頭数を上回り、市場内は活気に包まれた。

 「華牛」としての引き出しは、去勢の一番目をJAあまみ組合長(窪田博州組合長の代理で山下真孝常務理事)、雌一番目を与論町の田畑克夫町長が行った。子牛生産者を含めてそろいの法被を着用してのセレモニーとなったが、「華牛」は高額で取引され初競りを盛り上げたという。

 与論事業本部畜産担当の長尾拓也さん(37)によると、県内からだけでなく佐賀、長崎、福岡、京都、三重の各府県、与論の隣りの沖縄県からも購買者(約40人)が駆け付けたが、佐賀県の購買者から「沖縄の市場では『華牛』として牛の引き出しを行い、正月の初競りを盛り上げている」との情報が寄せられ、取り組むことになったという。与論家畜市場では今後も初競りで継続していく方針。

 なお、同事業本部によると初競りの平均価格は雌61万4千円、去勢70万4千円、全体平均66万9千円となり、前回(昨年11月)と比べ9万4千円上昇した。

 大島地区の子牛競りは与論市場を皮切りに沖永良部島、徳之島、奄美大島、喜界島と各島を北上して開催されている。1月から始まり2か月に1回の割合で計6回あるが、昨年11月競りの地区平均価格は57万3386円で、前回(9月競り)比1万2923円高となった。