孫3人そろって「ナンカンジョセ」

3人の孫がそろって七草節句を迎え、成長を祝福する川口成美さん(左から鶴田桜丞ちゃん、川口汰樹ちゃん、前島結愛菜ちゃん)

笠利町万屋の川口さん
成長した姿に笑顔

「七草の節句」の7日は、七草がゆを食べて一年の無病息災を願う日。奄美各地では数え年7歳の子どもが「ナンカンジョセ」(七草がゆ)をもらって家々を回る風習が残るが、奄美市笠利町万屋の川口さん宅では3人の孫がそろって迎え、それぞれの成長を笑顔で祝う様子が見られた。

川口稔郎(としろう)さん(69)、成美(なるみ)さん(64)夫妻の孫で、同町宇宿の川口汰樹(たき)ちゃん(6)、名瀬大熊の鶴田桜丞(おうすけ)ちゃん(5)、同町万屋の前島結愛菜(ゆあな)ちゃん(5)。

男の子の汰樹ちゃんと桜丞ちゃんは大島紬の着物の上に凛々しい羽織はかま姿、女の子の結愛菜ちゃんは華やかな振り袖姿で祖父母宅を訪問。3人そろって「七つになりました。ナンカンジョセくりんしょれ(ください)」と元気にあいさつ。孫を出迎えた成美さんは「おめでとう」と祝福し、3人が手にしたお盆に七草がゆとお祝いを添えた。

3人とも干支(えと)は子(ねずみ)だが、早生まれの汰樹ちゃんは今春宇宿小学校に入学する。小5(4月からは小6)に兄が在学しており「学校で遊ぶのが楽しみ」と話し、将来の夢は①ユーチューバー②野球選手③バレーボール選手の三つを挙げた。スポーツ大好きと元気いっぱい。ギョウザが好物だ。

ちょっとおとなしい雰囲気の桜丞ちゃん。自宅で運動できる鉄棒がプレゼントされ、逆上がりができるようになったたくましさも。将来の夢は「自衛隊」と即答。好物のカレーライスをたくさん食べて夢を目指す。

宇宿保育所に通う結愛菜ちゃん。保育所では家族ごっこ(ままごと遊び)を楽しんでいるという。最近興味を示しているのがシール集め。プレゼントされたネイルセットにも関心を持ち、さっそく使い自分で爪に貼るおしゃれさん。将来の夢は「サンタさん」で、もらってうれしかったプレゼントをみんなにあげたいという。

そんな3人の孫に成美さんは「健康第一で、素直に優しい子どもに成長して」と願いながら温かく見守っている。

奄美の七草節句は、「7歳までは神様の子ども」という言い伝えがあることから、数え年7歳になった子どもが親戚や知人など7軒の家々を回って七草がゆをもらいお祝いする日となっている。