徳之島町「二十歳のつどい」アンケート

徳之島町「二十歳のつどい」アンケート

「徳之島に誇り」97・4%と高率維持。徳之島町「二十歳のつどい」出席者たち(町幹部らと)=2日、町文化会館

徳之島に誇り97%
定住意向は3割弱

【徳之島】徳之島町教育委員会は2日の2026年「二十歳のつどい」に合わせて実施したアンケート結果を公表した。ふるさと意識を探る設問で「徳之島に生まれたことを誇りに思っている」と答えた割合は97・4%と、過去2年同様に高率を維持した。一方、「将来、徳之島に住みたい」は28・6%にとどまり、島への愛着と定住意向の間に隔たりがみられた。

同調査は、若者の意識を町政に反映させようと約38年前に「新成人アンケート」として開始。コロナ禍や諸事情で数回の中断を経つつも、設問を見直しながら「二十歳のつどいアンケート」として継続しており、若者たちの出身地への思いや将来像を把握する貴重な資料となっている。

徳之島町文化会館で開かれた同町「二十歳のつどい」には、対象者112人のうち78人が出席。開式前に時間設定したアンケート調査には77人が回答し、回答率は98・7%だった。設問は選択式15項目と記述式1問。

結果によると、「徳之島に生まれたことを誇りに思う」は97・4%。一方、将来の居住地希望では「徳之島に住みたい」が28・6%(前年28・2%)、「徳之島以外に住みたい」が22・1%(同26・2%)と、ほぼ同水準で推移した。

島口(方言)に関する設問では、「島口(方言)が話せる」と断言したのはわずか2・6%にとどまり、前年の5・8%からさらに低下。ふるさとへの強い思いとは対照的に、島口離れの定着が進んだZ世代の実態が浮き彫りとなった。

学職別では学生70・1%、就職20・8%。現在の居住地は島内11・7%、県内27・3%、九州・沖縄26・0%、関西26・0%、関東7・8%、その他1・3%だった。

「徳之島のいいところ」(複数回答)では、①自然94・8%②文化45・5%③地域コミュニティー33・8%④食文化24・7%⑤温暖な気候22・1%の順。「闘牛は島の観光に役立つと思う」は89・6%が支持した。

記述式の「ふるさと『徳之島』の将来について思うこと」の問いには、「美しい自然と温かい人のつながりが続き、帰ってきたときに安心できる島であってほしい」「子どもを育てやすい環境に」「若者が楽しく過ごせる島に」「文化を大切に守ってほしい」など、島の魅力の継承と発信を願う声が多数寄せられた。