1月の大島地区子牛競り市、奄美大島家畜市場でも初競りがあり高値スタートとなった
与論島から始まった2026年最初となる1月の大島地区子牛競り市は10日、奄美市笠利町の奄美大島家畜市場であった。総平均価格は前回(昨年11月)を約10万1千円上回る72万4千円の高値。同市場での初競りでは子牛価格が安定・順調に推移し、畜産業界の発展を期待する声が上がった。
初競りには県本土などから約30人の購買者が来島。畜産農家は配合飼料(原料のほとんどが輸入飼料)だけに頼らず粗飼料(草)を自給して子牛に与えている大島地区。購買者は餌の食い込みの良さを評価するとともに、商品性に優れた高品質の子牛づくりを求めている。
競り開始を前に地元自治体を代表して安田壮平市長があいさつ。昨年の肉用牛情勢を振り返り「子牛価格は前年と比較して高水準で推移し、繁殖農家にとって大きな支えとなった一年だった。一方で飼料価格は、ピーク時に比べ多少の落ち着きは見られるものの、枝肉価格は横ばい傾向が続いている。肥育農家は高い素牛(もとうし)価格と高止まりする飼料費の狭間で、大変厳しい経営を強いられた年でもあったと受け止めている」と述べた。市の取り組みも説明。生産基盤の整備や優良な繁殖雌牛の導入・育成、飼料自給力の向上、防疫体制の充実に努め「肉用牛の振興を図っていく」とし、初競りが今年一年の飛躍の契機となることを願った。
JAあまみ大島事業本部による最高値取引を祈念する乾杯後、子牛が1頭ずつ入場しての競りがスタートした。
JA県経済連肉用牛課奄美市駐在のまとめによると、同家畜市場初競りへの入場頭数は前年(170頭)並みの171頭で、全て売却。総売上金額は1億2388万4千円となり、前年(7727万1千円)を大きく上回る滑り出しとなった。性別は、雌の平均額が65万7千円、最高は74万2千円。去勢の平均額は77万9千円、最高は93万3千円となった。

