「常在戦場、首相判断で選挙へ」

衆院解散、奄美群島発展のための政策などについて語った三反園訓衆院議員(11日、奄美新聞社)

解散可能性で三反園衆院議員
島民意見 予算計上し政策実現

 高市首相(自民党総裁)が23日に召集される通常国会の冒頭で衆院を解散する可能性が出ている。自民党衆院議員(鹿児島2区選出)で財務大臣政務官の三反園訓氏が11日、奄美新聞の取材に応じ「衆議院は常在戦場。我々自民党議員は首相が判断したら選挙に向けて一生懸命取り組む。それに尽きる」と述べた。

 三反園氏は「(選挙は)日頃の努力、これまでの積み重ねが大事。現場主義の立場から奄美群島の皆さんの思い、意見をしっかりと聞いてきた。政策に反映させるため、そのための予算を計上し実現を図っている。皆さんの生活がよくなるよう取り組んでいく」と述べ、奄美市の消防出初め式に参加後、「永田橋の交差点で手を振った際に『奄美を頼むね』という声を掛けていただいた。これまでの経験と実績から、ぜひ任せていただきたい」と語った。

 昨年末に閣議決定した政府の2026年度予算案のうち奄美群島振興関係予算で奄振交付金は増額されるとともに、航路・航空路運賃の軽減では奄美群島の住民・「準住民」(群島外の学校に在学し、群島民に扶養されている者及び介護帰省者)へ沖縄路線への運賃軽減が初めて盛り込まれた。「輸送費支援の品目拡大も認められた。さまざまな支援が整った。予算を活用しながら農業、観光振興へ一つ一つ政策を前に進め奄美の発展に向けて今年一年努力していきたい」

 奄美と沖縄の交流促進が期待される一方で、奄美大島と沖縄間の航空便は与論経由の乗り継ぎ便のため、「奄美大島からの予約が取りづらく不便。かつてのように奄美大島―沖縄間の直行便、ジェット便を復活してほしい」との要望がある。三反園氏は「需要の問題があるが、実態を捉えた上で航空会社に働き掛け、沖縄との交流促進が生かされる利用しやすい路線を考えていきたい」と述べた。

 7、8日に鈴木憲和農林水産相が沖永良部島を視察した際には同行している。「花きやバレイショなどの生産者のほか、JAや製糖会社などと意見交換を行った。若手農家などとても意欲的で頑張っている方々が多い。生産量を伸ばし収益が良くなるよう政府として支援しなければならない。船舶の欠航による物流問題に関しては貯蔵施設の整備、製糖工場などの機械の老朽化には更新のための支援など農水省とともに対応していきたい」と語り、「食料安全保障の観点からも離島の農業を守らなければならない。財務大臣政務官として国の予算が奄美群島発展のために活用していただけるよう取り組みたい」と決意を示した。