子どもたちを指導する満さん(右)
手熟師会子ども講習会
受け継ぐ「竹とんぼ」伝える
奄美手熟師会(岬眞晃会長)の「子ども講習会」が18日、奄美市名瀬の奄美博物館であった。同講座で12年間にわたり、もの作りの技と心を学んだ元受講生の満広さん(24)が講師。歴代の手熟師たちから受け継いだ竹とんぼの作り方を、今の子どもたちに伝えた。
手熟師会は、島に在住する作家やアーティストらが集い1992年に発足。同講座を通じて、創作する楽しさなどを子どもたちに伝えている。
満さんは、同市住用町在住の会社員。小学1年生から高校3年生まで、同講座を受講した。泉幸二さん、安田謙志さんら歴代講師との思い出を振り返った満さんは「応用を利かせる考え方や、自分でもの事を解決する力が身に付いた」と話す。
この日は、9家族約30人が参加し、幾度となく教わってきた竹とんぼ作りで講師を務めた。カッターの持ち方から使い方、竹の削り方を、時にはマンツーマンになって指導。できた竹とんぼを両手で飛ばしていた。
講座を依頼した有川清貴事務局長は「マリンレジャーのインストラクターを務めるだけあって教え方もうまい。これまでの経験や交流、見聞きしたことが彼の宝になっている。(手熟師会を)長年やってきてよかった」と満足そうな様子で話した。満さんは「自分にできることがあればと(講師を)務めた。遊びの中でも、いろいろな想像力は育める。やればできるということを少しでも感じてもらえれば」と笑顔で話した。

