玄関先利用(ドアトゥドア)や夜間運行などの要望も出た(伊仙町地域公共交通会議)=28日、町役場
「ドアトゥドア」や夜間運行要望も
利用は31人
【徳之島】伊仙町地域公共交通会議は28日、町役場で会合を開き、昨年11月1日から12月5日まで実施した公共ライドシェア実証運行の結果を協議。事前に乗降地を定める「自由経路+ミーティングポイント方式」による日中運行で、今後の本格運行に向けて課題や改善案が示された。
実証運行は町設立の一般社団法人・長寿子宝社に委託し、午前8時半から午後5時半まで運行。運賃は一律300円で、小中学生や75歳以上、障がい者は100円、未就学児は無料とした。運行ルートは固定せず、2日前までの予約により町内全域のミーティングポイント(停留所)を最短で結ぶ方式を採った。
期間中の利用者は計31人で、年代別では10代以下が80・65%と大半を占めた。小中学生のスポーツや習い事、通学・通塾など保護者の送迎需要を支える役割も果たした。80代以上19・35%は買い物など生活に密着した利用が中心だった。
利用者アンケートでは、「料金が安い」「徳之島町方面にも行けると助かる」などのほか、「当日予約ができるようにしてほしい」「土日の予約受け付けがなく利用できなかった」「インターネットやアプリで予約したい」といった利便性向上を求める意見が寄せられた。
本格運行に向けた改善提案としては、玄関先まで迎えに行くドアトゥドア運行や夜間運行の導入、地域コミュニティーバス(長寿子宝社運行)との統合一本化など運行形態の見直し案が挙げられた。ほか予約体制の強化やサービス周知の徹底も課題とされた。
町は次年度も実証運行を継続し、改善を重ねながら本格運行につなげていく方針だ。

