本堂の棟上げ式で行われた餅投げ(26日、奄美市名瀬の「安穏寺」)

小学生ら約200人が集まった
子どもの居場所・談話室併設
名瀬「安穏寺」
奄美市名瀬浦上にある浄土真宗「安穏寺(あんのんじ)」(成田慎一郎住職)で26日、本堂の棟上げ式が行われた。近隣の小学生を中心に200人以上が集まり、屋根から投げられる餅を夢中になって拾った。
安穏寺は2008年に建立。一般的な寺院(仏教寺院)にある山門や、本尊をまつる本堂などの施設はなく、外見は広い庭や駐車場のある一般家屋のようなたたずまい。成田住職が「そろそろ寺らしくしようか」と考え、建築に着手したという。
午後5時から行われた棟上げ式は、寺を利用する人や近隣住民、小学生らが集まりにぎやかに行われた。成田住職(57)、妻で僧侶の小百合さん(45)、長女の3人が屋根の上から餅やお菓子をまくと、子どもたちは笑顔で拾い集めていた。
朝日小2年の川元煌翔(こう)君(8)は「お餅に50円入っていた。すごく楽しかった。帰ったらすぐに食べる」とうれしそうに話した。
建物は5月までに完成予定。談話室を併設し、学校帰りの子どもが集い宿題をする場所として使えるようWiFiも整備するという。
成田住職は「地域に開放し、アイコン(シンボル)となれるようにしたい。図書館や公民館と同じ感覚で使ってもらいたい」と話した。

