藤天晴が市長を表敬訪問

歓談後、藤天晴を囲んで安田市長(右)と向教育長

「アッパレ」と言われる関取に
新十両昇進を報告

 奄美市出身で新十両昇進を決めた福崎改め藤天晴(ふじてんせい)(19)=本名・福崎真逢輝、藤島部屋=は30日、同市役所を訪れ、安田壮平市長を表敬訪問した。十両昇進を報告した藤天晴は「関取で通用するのはまだまだだが、稽古で力を付けながら、アッパレと言ってもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 藤天晴は5歳で住用相撲クラブに入り、名瀬中学校から樟南高校に進み、2024年に藤島部屋に入門した。高校生として初めて幕下最下位格付け出し資格を取得し、昨年の春場所で初土俵。西幕下三枚目で迎えた今年1月の初場所を5勝2敗で勝ち越し、昇進を決めた。

 現在、身長172㌢、体重138㌔。低くて速い取り口と、優れた相撲勘を武器に、角界入りから1年(6場所)で関取に。しこ名は、藤島親方が「晴れわたる空のように大きく」との思いを込めて名付けた。同市出身力士の十両昇進は、里山(現・千賀ノ浦親方)以来20年ぶりだという。

 市役所へは、恩師で同クラブの森田次郎監督、弓削洋平コーチが同行した。市長と歓談した藤天晴は「十両に昇進できたのは、親方の指導や奄美の皆さんの温かい応援や環境のおかげ」と感謝し、「関取になったからには、てっぺんを目指したい気持ちもある。道のりは厳しいが、勝っていくことで恩返しができれば」と力強く話した。

 安田市長は「お帰り。奄美の多くの人が元気をもらっている」と活躍を称賛。「目標を実現できたのは、努力のたまもの。これからも真逢輝(まある)スマイルをたくさんの人に見せてほしい」と激励した。

 最後は、向美芳教育長が相撲甚句を披露。さらなる飛躍を願った。

 訪問に先駆けた29日には、市役所正面玄関に昇進を祝う懸垂幕も掲げられた。大阪で開催の春場所は、3月8日に初日を迎える。